株取引備忘録

株取引 スイングトレード備忘録

1/28 相場観メモ

概況:世界的な株高を演出したコロナマネーが市場から引き上げられていく最中にある。株価は下落基調にあるが、信用買い残が積みあがっているので、外国人の大量の売りを個人が買い受けているような構図が想定できる。個人は暴落後の割安感や今後のリバウンドを狙って買っているものと思われるが、現状において株価が底を打った雰囲気はない。決算発表で高配当を発表した個別銘柄(リソー教育信越化学など)は持ち直しの動きがみられるものの、単なる好決算というだけの銘柄は以前のような株価水準を回復しそうにない。特に2021年で躍進した銘柄群、半導体銘柄や海運株はその実力にもかかわらず一定期間調整を余儀なくされるかもしれない。巷で言われている業績相場への移行にはならないだろう。

展望:配当性や金利上昇、市場テーマを踏まえたうえでの銘柄選別の動きが厳しくなると予想する。金融引き締めを行う各国はともかく、依然として金融緩和を続ける日本においても同様に株価低迷の動きになると言うことは、それだけ株式の金融商品としての魅力がいやおうなしに下がったということなのだろう。それならば日経平均はやはり米国市況に準じて恐らく緩やかな下降線を辿ることになる(現状が長期的にみて単なる調整なのか年単位に及ぶ下降トレンドなのかは分からない)。

戦略:現状では買い建てにはリスクが伴う一方で、売り建てに関しては、買い残の積みあがっているもの、2021年に躍進したグロース株、一時的に人気化したものを選別して素直に空売りしていけば投資戦略としては十分であると思われる。