株取引備忘録

株取引 スイングトレード備忘録

2/4 相場観メモ

今週の日経平均は急落から戻りを試す展開。27000円を目安に底堅いが、戻り売りをこなすほどの買い圧力はない。戻り一服からは米国金利などの外部要因で上にも下にも抜けそうな不安定な雰囲気。金曜日はメタ急落の織り込み済みやアマゾンの時間外大幅高があったとはいえ、前日の米国株全面安に反して堅調な動きを見せたのは特筆に値する。このまま底堅い動きで外国人の買戻しを誘うことができれば28000円台に浮上することも考えられる。一方で企業の好決算が相場を支えているのは確かであり、デンソーの不調を見るに来週のトヨタの決算は相場に影響を与えるのか注目。決算シーズン後はやや売りが優勢になると予想するが、金利やインフレなどのマイナス要因に対してもある程度市場は耐性をつけてきているため、ファンドによる売り仕掛けもやりづらいか。しかし積極的に上値を追う展開は想像しづらく、急騰よりは急落の方が説得力のある市況であることに変わりはない。来週10日の米国消費者物価指数が当面の正念場か。

個別株は決算で明暗。TDKなど急落以前の水準にいち早く戻した銘柄もあれば、メルカリのように下落に歯止めがかからない銘柄もある。銘柄ごとにかなりの温度差が見受けられ、ここから市況が大きく動かなければ個別株はそれぞれ決算を受けて特有の動きを見せてくるだろう。